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国際
【韓国大統領選】「33年ぶりの帰還」 朴槿恵氏、悲劇で去った大統領官邸に再び
【ソウル=黒田勝弘】韓国で新しい大統領に当選した朴槿恵(パク・ク・ネ)氏(60)の「33年ぶりの帰還」が話題になっている。1979年10月26日、父の朴正煕(チョン・ヒ)大統領(当時)が側近に暗殺された後、妹と弟を連れて大統領官邸を去ってから33年。父母の“非業の死”を乗り越え、あらためて「権力の座」につく彼女の心境に世論は思いをはせ感慨無量だ。
韓国国民が33年前の「朴槿恵の悲劇」を思い出したのは大統領選のテレビ討論だった。「朴槿恵候補を落とすためにきた」と公言する左翼政党の女性活動家、李正姫(イ・ジョン・ヒ)候補が「10・26事件の後、全斗煥(チョン・ドゥ・ファン)大統領から受け取った6億ウォン」の話を持ち出したからだ。
「父の朴政権が財閥からくすねた金ではなかったのか?」という嫌がらせの質問だった。保守政権の政経癒着、金銭疑惑イメージで朴槿恵候補をおとしめようとしたのだ。
しかし朴候補も説明していたように、この金は母に次いで父もなくした彼女(当時27歳)に対し、大統領暗殺事件の捜査責任者だった全斗煥・国軍保安司令官(当時)が官邸の金庫に残されていた金として「当分の生活のたしにしてほしい」と手渡したものだった。
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