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【グローバルインタビュー】イラン駐日大使、セイエッド・アッバス・アラグチ氏、核問題を語る (1/3ページ)
イランの核施設攻撃を想定したイスラエルの軍事演習に対抗して、イランがミサイル発射実験を行う一方、ブッシュ米政権が欧州連合(EU)を中心としたイランとの核交渉に高官を初参加させる柔軟姿勢に転じ、イラン核問題をめぐる動きが慌ただしい。外務事務次官(法務国際問題担当)として核問題に携わり、3月に就任したセイエッド・アッバス・アラグチ駐日イラン大使にイランの核開発に対する考え方などを聞いた。(佐藤貴生、田北真樹子)
−−7月19日にジュネーブで行われたEUなどとの核協議をどう評価するか
「全出席者が前提条件を棚上げして交渉することがより良いという結論に至っただけでも一歩前進だ」
−−今回、国務省のナンバー3、バーンズ国務次官(政治担当)が同席したが
「(米国は)なぜ、前から派遣しなかったのか。今回の出席が中東に対して現実的なアプローチを取るという米国のサインであることを期待する」
−−国際社会が求めるウラン濃縮活動を停止する考えはイランにあるのか
「停止する道理が見当たらない。核計画は平和利用のためだ。イランにはその権利がある。米欧が交渉の前提条件として濃縮活動停止にこだわればこだわるほど、われわれの米欧への不信は強まる。米欧は濃縮活動を停止せず時間稼ぎをしていると言うが、イランはすでに技術を取得し、濃縮ウランを手にしているので時間は必要としていない」
−−米欧はイランの目的を核兵器開発だとみているが
「米国などは将来、イランが核を兵器化すると言うが、現段階でその兆しはない。国連安全保障理事会はまだやってもいないことを理由に制裁を科している。イランは2003年に米欧の要請で2年半にわたり核計画を停止し交渉した。制裁も続き、米欧の真の狙いは永久の核活動停止と分かった。信頼醸成は双方向であるべきで、イランは責任を果たした。米欧にもそうする責任があるはずだ」
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