MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

【主張】めぐみさん44歳 首相の強い姿勢期待する

2008.10.7 02:30
このニュースのトピックス主張

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんが44歳の誕生日を迎えた。本来なら、子育てや日々の仕事に追われている年ごろだ。めぐみさんが拉致された新潟市で開かれた誕生会で、両親は「世論の力で解決に導いていただき、来年はめぐみと一緒に祝いたい」と訴えた。この思いを国民みんなで共有したい。

 先月末に発足した麻生内閣の拉致問題に取り組む姿勢は、拉致被害者家族会から、おおむね好意的に受け止められている。

 麻生太郎首相は今月2日、河村建夫官房長官と家族会の会合に急遽(きゅうきょ)加わり、「(拉致は)国家主権の侵害」との言葉を使いながら、「拉致問題は時間との勝負。答えを急いで出したい」「日本の態度をはっきり主張する。被害者全員を返すよう強く言っていく」などと決意を述べた。

 組閣をめぐり、当初は、家族会の信頼が厚い中山恭子拉致問題担当相が再任されず、「意欲が後退したのではないか」との懸念もあったが、中山氏は首相補佐官(拉致問題担当)に選ばれた。また、官房副長官に、警察庁長官時代に拉致問題に積極的に取り組んだ漆間巌氏が起用された。

 麻生氏は安倍内閣の外相を務め、当時の安倍晋三首相とともに、北に対して強い外交姿勢を貫いた。拉致問題解決への進展が期待できそうな布陣である。

 これに対し、北朝鮮は8月の日朝協議で拉致問題の再調査を約束しながら、9月に入って福田康夫前首相が退陣表明したことを理由に、「新政権の考えを見極めたい」と一方的に先送りを通告してきたまま、何の返事もない。

 北はこれまで、拉致問題は「解決ずみ」としてきたが、9月5日の平壌放送は「捏造(ねつぞう)劇」と過激な表現を使って日本を非難した。9月9日の建国60周年記念の閲兵式には、原敕晁(ただあき)さんらを拉致した容疑で国際手配されている北朝鮮工作員、辛光洙容疑者が参列したことが確認されている。

 北に拉致問題解決の意思はほとんど見られない。金正日総書記の重病説も伝えられている。だが、内部事情がどうであれ、再調査の約束を守り、麻生内閣はそれを急がせるべきである。

 核問題でも、核放棄プロセスを後退させるなどして、米国を揺さぶっている。日米の連携を拉致問題でも強め、早期解決に向けての強固な包囲網を再構築したい。

関連トピックス

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。