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北朝鮮、当面は独裁続く、政策は硬直化 私はこう見る・岡崎研究所所長、岡崎久彦氏 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:金正日総書記
金正日総書記の健康異常説で想起される北朝鮮の今後は当面、軍による独裁体制が続き、政策は硬直化することになるだろう。
北朝鮮は8月26日、核施設の無能力化を中断するとの声明を出した。米国のヒル国務次官補はなんとか米朝交渉を続けようと柔軟姿勢をみせているが、もし、北の硬直姿勢が変化するならば、それは「新しい指導者」が現れたということだ。
権力者の死去により、北朝鮮に内乱など体制の基礎が揺らいだ場合において、米国の関心は核施設をどうするかということだ。施設をそのまま保存して、その後廃棄するのか。一昔前までは(核施設への)一斉攻撃という意見が多かったが、いま(米関係者の中で)それを主張する者はほとんどいない。しかし、中国が「われわれが核施設の処理を行う」と言ったとしたら、米国はどうするのか。軍事力を行使するのか。中国は(北が混乱すれば)国境付近から出兵するだろう。避難民を押さえるため結果的には出兵するだろうが、その際に中国が核施設も押さえるかどうか。
北朝鮮の核施設に関する米中間の事前協議がなければ、米中両国が衝突しないとは断定できない。もし中国が核施設を押さえれば、北朝鮮は事実上、中国の属国になる。そうなれば朝鮮半島の南北分断は続く。

