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【グローバルインタビュー】韓国の歴史教育に一石を…代案教科書の李榮薫教授 (1/4ページ)
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対日史観で日本との摩擦がたえない韓国だが、その韓国で新史観の試みが始まっている。あしかけ3年がかりで完成、今春、書店に並んだ「代案教科書 韓国近現代史」は、既存の韓国の歴史教育に一石を投じようという日本時代の新評価を含む“民間版の歴史教科書”だ。金大中、盧武鉉政権と続いた韓国の進歩派政権下で生まれたニューライト運動(新保守運動)としてスタートした。代案教科書の編集責任者、李榮薫(イ・ヨンフン)ソウル大教授(経済学)に目指すところを聞いた。(久保田るり子)
――既存の韓国の歴史教科書の問題点とは
「韓国の近現代史を民族民主革命史観でみている。民族史観とは反帝国主義史観だ。解放(日本統治終了)後、朝鮮半島に入った米国やソ連の外国勢力にわれわれがどう対抗し独立をしようとしたのか。植民地時代、独立運動がどのくらい活発だったか。国内に関しても民主革命が国内の反民主勢力の大企業とどう戦ってきたのか。この民主革命史観で140年間をみてきた。従って韓国の歴史学会には「民主革命史観の立場」の歴史観を否定できない雰囲気がある。
だから韓国の教科書には大韓民国という国がどのように生まれ、成立したのかという大変重要なことが出ていない。現代史に大韓民国の建国史という概念で話すことのできる内容がない。(それどころか)大韓民国を建国した人間も反民族主義勢力であり、大統領(李承晩大統領)も反民族主義勢力、朴正煕大統領、全斗煥大統領は軍部独裁であった−というふうに書かれている。韓国における民主化は1987年になって初めて実現し、民主化勢力、市民社会ができたとなっている。つまり1948年に大韓民国が成立したことはどういう意味があったのかという視点がない。
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