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韓国KBS社長の進退、左右対決の政治決戦に (1/2ページ)
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【ソウル=黒田勝弘】韓国で李明博政権下における左右対決の象徴になっている政府とテレビ局の戦いが激化している。
李政権は、左派主導で反政府報道の先頭に立ってきた国営KBS(韓国放送公社)の鄭淵珠社長に対し、監査院を通じ辞任要求を突きつけているが、本人は拒否。米国産牛肉反対を訴えていたロウソクデモが、今度は「KBS社長を守れ」のデモになり、KBS前では「辞めろ」と「辞めるな」の両派のデモ・集会が連日、行われるなど混乱が広がっている。
KBS社長の任命はこれまで典型的な政権人事で、鄭氏も左翼・革新系の盧武鉉前政権によって左翼系「ハンギョレ新聞」の論説主幹からKBS社長に抜擢(ばつてき)された。新聞社時代は反米・親北論調で知られた。
鄭社長下のKBSはこの5年間、政権代弁メディアとして保守派などから批判が強かった。とくに盧武鉉大統領に対する議会の弾劾決議では「弾劾反対」の大キャンペーンを展開し、ひんしゅくを買った。
また政権批判の保守系紙を激しく攻撃するなど、大統領選では保守系の李明博候補批判に熱心だった。新政権発足後は米国産牛肉反対の大規模な反政府デモを積極的に支持し、李政権を揺さぶってきた。