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紛争の長期化は避けられず グルジア紛争1カ月  (1/3ページ)

2008.9.7 21:32
このニュースのトピックスロシア・CIS
7日、グルジアの首都トビリシの教会でろうそくに火をともして祈る少女(AP)7日、グルジアの首都トビリシの教会でろうそくに火をともして祈る少女(AP)

 【モスクワ=佐藤貴生、遠藤良介】グルジア紛争は8日で発生から1カ月となる。「新冷戦」と称されるほど欧米の対露非難は強まっているが、事態はロシアにとっておおむね思惑通りに進んできたようにみえる。ロシアは今後の戦略をどのように描いているのだろうか。

 ■時間稼ぎも

 ロシア軍部隊は9月に入ってもグルジア西部の港湾都市ポチのほか、中部ゴリの北約3キロの地点まで支配下に置いている。欧州安保協力機構(OSCE)の監視団は4日、南オセチア周辺で警戒活動を始める見通しとなり、欧州各国も200人規模の非武装監視団の派遣を決めた。

 ただ、ロシア軍の完全撤退に向けた動きはない。国連で拒否権を有するロシアは、関係が悪化する北大西洋条約機構(NATO)など、ロシア軍を含まない平和維持部隊の派遣に反発をしているからだ。

 ロシアには、この時間的猶予を利用して独立を承認した南オセチア自治州とアブハジア自治共和国との関係を緊密化する狙いがありそうだ。すでに両地域と軍事協定を締結する見通しが出ているほか、南オセチアではロシアとの併合を目指す動きも出てきた。実現すれば、1991年のソ連崩壊以来初の領土拡張となるだけに、ロシアのナショナリズム高揚に一役買うことは間違いない。

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7日、グルジアの首都トビリシの教会でろうそくに火をともして祈る少女(AP)
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