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露北カフカスに余波 グルジア紛争 (1/2ページ)
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【モスクワ=遠藤良介】ロシアの「やわらかな下腹」と呼ばれる南部の北カフカス地方が、テロの続発や独立派の活発化など不安定化の兆しを見せ始めた。ロシアはグルジア紛争を受け、同国の親ロシア派地域、アブハジア自治共和国と南オセチア自治州の独立を承認したが、このことが、強権統治で押さえ込んできた露北カフカス地方の独立機運を今後、助長するとの見方が出ている。
テロが続発するイングーシ共和国では、独立系インターネット・サイトを運営する著名ジャーナリストのエブロエフ氏が8月31日、空港から警察に連行され、その車両内で銃殺された。共和国ではこれを受けて数千人規模の抗議集会が発生。当局は2日にこれを強制排除したものの、反政権派は週明けから政権交代を求めて大規模行動を再開する考えを示している。
反政権派指導者のハズビエフ氏は「人々はもうモスクワ(連邦中央)に期待することに疲れた。だからアブハジアや南オセチアと同様に独立を求める人々が大勢いる」と語った。同共和国では近年、テロや当局の関与を疑われる拉致事件が頻発しており、モスクワが送り込んだ連邦保安局(FSB)出身のジャジコフ共和国大統領への不満が鬱積(うつせき)している。
ダゲスタン共和国でもテロや戦闘が多発しており、3日にはイスラム過激派に対抗する立場だった政権派ジャーナリストが何者かの銃撃を受けて死亡。4日にはロシア部隊とイスラム武装勢力が交戦となり、市民にも死者が出た。