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【外信コラム】イタリア便り 猛獣狩り
このニュースのトピックス:欧州
いくら昔は「狩猟大好き国民」だったイタリア人でも、今は「夏休みにアフリカに猛獣狩りに行こう」と考える人はさすがにいなくなった。
だが、数カ月前のイタリアの有力紙によると、ローマに本社があり世界中に11の支店を持つサファリ専門旅行社では、南アフリカ北部の広大な草原で土地の所有者に料金を払って、野獣狩りツアーを斡旋(あっせん)しているという。
所有者によって狩猟が可能な動物の種類も、料金も違うそうだ。
ある料金表によると、一番高いのはサイの6万4000ユーロ(約1050万円)、次いでライオンの2万2000ユーロだ。カバはそれほど高くなく5200ユーロ、キリンとなるとさらに安くなり2500ユーロ。一番安い部類に入るのはダチョウの500ユーロだという。
ツアー代金は、狩猟目的のサファリ旅行は1週間で最低でも5000ユーロだが、撮影目的だけであれば1500ユーロからあるらしい。
それにしても、ただでさえ減少しつつある野生動物を金を取って殺させる者もいれば、金を払って射殺しに行く者もいるとは嘆かわしい限りだ。
ちなみに、お客にはスペイン人、英国人、米国人が多いそうだ。最近、お金とヒマが有り余って、世界中どこにでも行きたがる日本人の名前が出てこなかったのは、唯一の救いであった。(坂本鉄男)