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【ウィークリーワールド】グルジア紛争めぐり協調と苦悩の欧州 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ウイークエンド「MSN産経ニュース」
グルジア紛争の解決に向けて欧州連合(EU)が奮闘している。米国とロシアの新たな冷戦が到来しつつあるいま、ロシアと歴史的、地理的に近い欧州も対ロシア外交に苦慮する場面が増える時代のようだ。ロシアとどのような関係を構築していくのか。欧州統合の柱でもある加盟国の一致した行動に衆目が集まる。
EUは1日、南オセチア自治州をめぐるロシアとグルジアの紛争への対応をめぐりEU本部があるベルギーの首都ブリュッセルで緊急首脳会議を開いた。紛争の調停に奔走してきた議長国フランスのサルコジ大統領には、EUとしてもロシアに断固たる態度を示す場ともなった。
緊急首脳会議では、サルコジ大統領らを8日に再びモスクワとトビリシに派遣して和平原則の「誠実な履行」を迫ることで一致した。「EUとロシアの関係に根本から詳細な検討を加える」と、ロシアとの新包括協定「パートナーシップ協力協定」の交渉延期を明記した共同宣言を採択し、和平原則の履行状況を評価するEU検証団の派遣や、グルジア復興支援に関する国際会議の開催も承認した。
次ぎなる焦点は8日の会談。「決定的に重要な訪問になる」。サルコジ氏は会議後の記者会見でこう語った。会談が不調に終われば、米国とロシアの「新たな冷戦」は加速するとの懸念が強く、ロシアに近い欧州は米露の狭間でまたも“分裂”の危機に遭遇するやもしれない。
そもそもEUはさまざまな考え方を持つ州の連邦で構成される米国のような形にまではいかないまでも、加盟国間で米国の連邦の発想に似た共通政策を推進していこうとしている。加盟国の思惑の相違からなかなか進まないのが実情とはいえ、グルジア紛争では加盟国間の主張の違いが鮮明になっている。


















