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歴史は本当に終わったのか 独裁主義の新たな時代到来? (1/3ページ)

2008.9.3 18:59

 共産党一党支配の中国による国威発揚含みの北京五輪の開催、ロシアのプーチン・メドべージェフ双頭体制によるグルジア侵攻と続いて、独裁主義の新たな時代が到来したとの悲観論が欧米で上がり始めている。冷戦が終結して自由民主主義が勝ち残ったという意味で、「歴史の終わり」が高らかにうたわれ、一世を風靡してから20年近く。歴史は本当に終わったのか−。

 「1989年にベルリンの壁が崩壊して、民主主義が躍進し、われわれは歴史の終わりを宣言した。20年近く後、新帝国主義のロシアはグルジアと戦争し、共産主義の中国は誇らしく五輪を催しており、われわれは、代わりに独裁主義の時代に入ったことに気づく」

 英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)が「独裁主義の新たな時代」と題して、こんな刺激的な書き出しのコラムを掲載したのは、グルジア紛争の発生と北京五輪の開幕から4日後の8月12日付でだった。

 「歴史の終わり」は、冷戦構造が崩壊した1989年に、米国のフランシス・フクヤマ氏(現在、米ジョンズホプキンス大教授)が世に問うた論考(後に著書として出版)で、政治、経済、社会制度の発展では民主主義と資本主義が最後に勝利し、以降、平和と自由が続くと予測したものだ。

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