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【音楽の政治学】ユーロビジョン初優勝 「大国復活」に歓喜 (1/2ページ)
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メドベージェフ・ロシア大統領が自ら午前3時に祝福の電話をかけ、プーチン首相もすかさず祝電を打ったというのだから、大事である。5月24日、セルビアの首都ベオグラードで開かれた欧州で最大のポップ音楽の祭典「ユーロビジョン」で、ジーマ・ビラン(26)という男性歌手がロシアに初優勝をもたらし、国民は沸きに沸いた。
ユーロビジョンの順位は、参加43カ国の1億人のテレビ視聴者が電話と電子メールによる投票で決める。ロシアでは1994年の初参加以来、自国が勝てないのは政治的理由からだと思われてきたが、今や「国民の英雄」(ロシアMTV)にまつりあげられたビランが、そんな疑心を吹き飛ばしたようだ。
その決勝ステージでは、何より豪華かつ奇抜な演出が目を引いた。ビランがバラードを熱唱する間、五輪フィギュアスケートの金メダリスト、エブゲーニー・プルシェンコが小さなリンクでクルクルと踊り、その横でハンガリーのバイオリニスト、エドビン・マートンが名器ストラディバリウス(時価400万ドル=約4億2400万円相当)を奏でた。
一部報道によれば、ロシアは自国への電話投票を呼びかける事前キャンペーン費も含め、このステージに1000万ユーロ(約16億5000万円)もつぎ込んだという。

