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【記者ブログ】テロ警戒、戒厳令五輪!(2) 福島香織 (1/3ページ)

2008.8.6 00:32
このニュースのトピックス福島香織の北京特派員記者ブログ

■すでに前回のエントリーのコメントで触れたが、福島は9月に東京に帰任することになった。香港1年2カ月。北京6年4カ月。あしかけ7年6カ月ぶりの日本。次は一応政治部所属ということらしいが、やったことのない仕事なので、具体的に何をすればいいのか皆目検討がつかない。首相番とかやるのかな?本当なら、これまでの北京特派員時代の総括原稿とか企画をやりたいところなのだが、残念ながら、五輪取材で手がまわらない。とりあえず、ブログでは五輪前北京の様子などを紹介してゆくことにする。

■で、やはり最大の関心事はテロである。

■新華社報道などによれば、新疆ウイグル自治区のカシュガルで4日早朝、28歳と33歳のウイグル族の男2人がダンプにのって、ランニング中の国境警備隊(武装警察)の約70人の列につっこんだ。ダンプは10人を次々と轢きたおしたあと、男がダンプをおりて、刀で武装警察を斬りつけ最後に手製手榴弾を投げつけた。死者は16人、負傷者は16人。2人はすぐに逮捕された。

■この事件のせいで、やっぱり昆明もウイグル族のテロだったか、と思われる方も多いかもしれない。そうなのかもしれない。これからも東トルキスタン・イスラム運動のテロの脅威に五輪は晒されるのかもしれない。おかげで、北京の緊張感は一気に高まった。地下鉄の荷物検査は空港なみである。明日の北京トーチリレーはどきどきである。

■このカシュガルの事件を取材にいった日本の記者やカメラマンは当局に拘束されて、わきばらを蹴られるなどの暴行をうけて、カメラを壊されたそうである。テロの実態を取材にいったメディアがなぜ、警察の暴力を受けなきゃならないのか不思議である。警察は、危険地域のメディア取材にたいして、「危険だからやめなさい」というのはわかるし、本来ならむしろテロの巻き添えの危機から保護する立場だろう。なぜ暴力を振るうのか。メディアは警察の敵で、テロの味方だとでもいいたいのだろうか。テロは国際社会共通の敵なはずのに、こういうことがあると、ひょっとして敵は中国武装警察か?と錯覚してしまう。それとも、実はこの事件はテロではないのか?とりあえず、日本大使館は中国外交部に再発防止を求める申し入れを行ったが、本当は報道の自由といった原則論より、もっと事件の本質に立ち入って考える必用があるかもしれない。

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