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ウイグル独立派の可能性 国際社会の眼集める狙い?治安に大きな衝撃 当局への報復 (1/2ページ)

2008.8.4 20:40
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新疆ウイグル自治区カシュガルの武装警察部隊が襲撃され、負傷者の搬送に当たる人たち=4日(中国のニュースサイトから)新疆ウイグル自治区カシュガルの武装警察部隊が襲撃され、負傷者の搬送に当たる人たち=4日(中国のニュースサイトから)

 【綿陽(中国四川省)=野口東秀】新疆ウイグル自治区カシュガルで4日に起きた国境警備隊への襲撃事件は、手榴(しゆりゆう)弾を使う手法などから、中国当局が「五輪開催の最大の脅威」と位置づけるウイグル独立派によるテロの可能性が強い。北京五輪に照準を合わせ、チベット騒乱に続いてウイグル民族問題に国際社会の眼を向けさせる狙いとみられる。五輪開幕を目前にし、万全の態勢をとっていた中国政府だが、「五輪の決定的要素は団結、友好、平和」(胡錦濤国家主席)とはほど遠く、民族問題が先鋭化している国内の実情を露呈してしまった。

 中国政府筋は、カシュガルが国境に近く、「新疆ウイグル自治区では分裂主義者の重点区域で、最も政治的に敏感な地区だ」と指摘する。さらに、「同自治区内でのテロは、ウイグル族も標的となる無差別テロではなく、むしろ天然ガスのパイプラインや軍事施設が狙われる可能性がある」とし、テロ続発の危険性を訴える。

 今回の事件は、「国外で軍事訓練を受け、存在の完全把握ができない独立分子が国内外でまだ4000から6000人ほどいる。必ず何か起こる」(同筋)と当局が五輪前のテロ発生を危惧していた中で起きた。

 五輪開幕を前に中国当局は、カシュガルなどで群衆の集まる道路、駅、商店や高速道路に治安部隊を増強配置ししていたが、犯行の背景には、中国の治安に対する不安を国際社会に広めさせる狙いもあったようだ。

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新疆ウイグル自治区カシュガルの武装警察部隊が襲撃され、負傷者の搬送に当たる人たち=4日(中国のニュースサイトから)
中国・カシュガルの広場に集まった北京五輪聖火リレーの観衆を注視する武装警察隊員(左)=6月18日(AP=共同)
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