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ウイグルで爆弾事件16人死亡、16人負傷中国当局、テロとみて捜査
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【北京=矢板明夫】中国の新疆ウイグル自治区カシュガルで4日早朝、国境警備を担当する武装警察が武装グループに襲撃され、警察官16人が死亡し、16人が負傷した。地元の警察当局は、同自治区の中国からの独立を求めるウイグル人勢力が北京五輪の妨害を狙ったテロとみて捜査を開始した。
国営新華社通信などによると、4日午前7時55分ごろ、朝の訓練に向かう国境警備部隊の行列に、2人組みがダンプカーで突入。10数人を死傷させた後、車を降りてナイフで警察官を切りつけ、手榴(しゆりゆう)弾2個を投げ込んだ。2人は身柄を拘束された。
新華社によると、地元の警察当局はウイグル独立勢力が1日から8日にかけてテロを計画しているとの情報を事前に把握しており、攻撃がテロリストによるものと判断したという。
同自治区では、米中両国政府がテロ組織として認定している「東トルキスタン・イスラム運動(ETIM)」など複数のウイグル独立派が活動している。7月21日に雲南省昆明市で発生した路線バス爆発事件では、ETIMと同一組織とみられる「トルキスタン・イスラム党(TIP)」が犯行声明を出し、五輪に向けて新たなテロを予告していたが、中国当局は同組織の関与を否定した。
世界各地のウイグル独立勢力を束ねる世界ウイグル人代表大会(本部・ベルリン)のスポークスマンのディリシャラ氏は、産経新聞の取材に対し、「今回の事件は、ウイグル独立勢力によるものかどうかは情報収集中だ」と述べたうえ、「中国当局は五輪の安全を守るとの名目で最近、ウイグル人を厳しく弾圧しており、我慢できなくなった現地の人がやむなく反抗に出た可能性もある」と指摘。「今回の襲撃事件はテロではない」と強調した。



