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【グローバルインタビュー】ダライ・ラマ実兄に聞く (2/5ページ)

2008.8.3 12:26
このニュースのトピックスチベット
ダライ・ラマと胡錦濤国家主席との直接対話を求めるギャロ・トンドュプ氏(相馬勝撮影)ダライ・ラマと胡錦濤国家主席との直接対話を求めるギャロ・トンドュプ氏(相馬勝撮影)

 会ってみて分かったのだが、彼は極めてまっすぐで、率直な性格だった。気持ちがよいくらいだった。これが私の第一印象だ。トウ氏は私に『中国の印象はどうか』と尋ねた。私は1959年まで中国で住んでいたが、『別に特別なことはない。想像したとおりだ』と答えた。この答えに、トウ氏は『あなたはふつうの人とは違う。外国に住んでいる華僑らが中国に来ると、汚いとか、暗いとか、貧しいなど悪いことしか言わないが、あなたの場合はそういうことは言わなかった』と驚いていた。私は1959年に中国を出てから香港に住んでいたから、中国の政治、経済、社会状況についてはさまざまな情報に接していた。だから、現実の中国に触れても予想通りで驚かなかったわけです。

 トウ氏はチベット問題について『過去は過去のこととして、みなさんも大変な苦労をしたことと思うが、私も監獄に入れられた。お互い苦労してきた。また、現在は現実を受け入れ、未来に期待を持ちましょう。これからは話し合いましょう』と語っていたことが忘れられない」

 −−トウ氏との会談ではどのような話をされたのですか

 「私はダライ・ラマが言うように、ダライ・ラマの代表としてではなく、個人的な資格でトウ氏と会いました。トウ氏の言いたいことを聞いて、私の言いたいことを言うというもので、これは交渉ではありません。この会談では、私は個人的な要望3点を指摘しました。第1はチベット自治区の開放です。当時の中国はチベット自治区と諸外国に通じる国境を厳重に封鎖していました。チベットは全くの鎖国のような状態でした。当時のチベット人の大半は家族が離散状態でした。妻が中国にいて、夫はインドに逃れているとか、兄と姉が中国とインドに別々に住んでいるという状態です。こうした離散状態の家族が再び会えるようにしてもらいたかったのです。チベットの人々が自由に旅行できるようにしてほしかったのです。

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ダライ・ラマと胡錦濤国家主席との直接対話を求めるギャロ・トンドュプ氏(相馬勝撮影)
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