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【音楽の政治学】2曲の震災応援歌 中国 (1/2ページ)

2008.7.5 15:07
このニュースのトピックス音楽の政治学
6月1日、香港では俳優や歌手が集まりチャリティーコンサートを開いた。ジャッキー・チェン(左)の姿も(AP)6月1日、香港では俳優や歌手が集まりチャリティーコンサートを開いた。ジャッキー・チェン(左)の姿も(AP)

 今年5月に起きた四川大地震の被災者たちを励まそうと、中国内外の多くのミュージシャンが震災応援歌を作り、チャリティーコンサートを開くなどエールを送った。その中でも有名なのが、香港の俳優、劉徳華(アンディ・ラウ)氏、張学友氏ら約200人の歌手、俳優らが一緒に歌った「承諾」という曲だ。

 1985年に米国で発売されたアフリカ支援のチャリティーソング「ウイ・アー・ザ・ワールド」を意識し、香港の有名芸能人を一堂に集め、1人1フレーズを歌うスタイルをとった。5月20日の発表以後、そのビデオが中国国内の各テレビ局で繰り返し流されている。

 ♪未来への道がどんなに険しくとも、あなたとともに歩いてゆこう。誰もが暗闇を恐れているが、あなたのためなら、私は絶対に逃げ出さない。

 作詞は劉徳華氏。愛と助け合いをテーマとし、多くの若者の心をつかんでいるようだ。被災地で活躍するボランティアたちは、この曲を愛唱していると中国メディアは報じている。

 しかし、高齢者の間ではあまり評判は芳しくないようだ。ある60代の知識人は「感傷的すぎる。天災に打ち勝とうという気迫がない」と手厳しい。確かに、大躍進や文化大革命の時代に、勇ましい革命歌を歌って青春時代を過ごした人々にとっては、この曲はいささか物足りないかもしれない。

 32年前の1976年、河北省で発生し24万人の犠牲者を出した唐山大地震の際にも、震災応援歌があった。「人民のために天災と戦おう」だ。

 ♪地震と戦う人民戦争を始めよう。天が崩れても私たちが持ち上げ、大地がへこんでも私たちが平らにしょう。共産党は私たちの骨となり、人民はみんな英雄だ。

 この曲について若者たちは「時代が変わったので、恥ずかしくてとても歌えない」と口をそろえる。

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6月1日、香港では俳優や歌手が集まりチャリティーコンサートを開いた。ジャッキー・チェン(左)の姿も(AP)
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