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【記者ブログ】被災地からもどってきて(4)感染症の恐怖? 福島香織 (1/4ページ)

2008.6.13 00:41
このニュースのトピックス福島香織の北京特派員記者ブログ

■お久しぶりです。北京で行われている日朝協議がどういう展開になるのか分からないので、ほかのアポが入らない福島です。こういうときは、さくっとブログでも更新するのがいい。というわけで、日本の読者の関心はすでに薄くなりつつあるとはしりつつ、しつこく被災地報告です。きょうは四川大地震1カ月。犠牲者の方々に哀悼を。

■被災地にひそむ感染症の恐怖

負傷者の1割がガスえそ〜?

四川省は疫病の宝庫なのだ

■被災地から帰ってきて洗濯すると、黒いズボンに黄色い染みが点々ととれないでいる。よく見ると、それは染みではなく、消毒薬(塩素系漂白剤?)のしぶきかかったところの染料が抜けていたのだった。被災現場から出入りするたび、車も人もいやというほど消毒薬を浴びせられた。それほど、四川大地震では防疫に重点が置かれた。

■被災現場にいるあいだ、WHOや上海パスツール研究所の方から、被災地の感染症の状況などの問い合わせがあったが、正直、その質問に十分答えられるだけの情報は現地でも入らなかった。感染症の広がり具合は、素人の私にはなかなか見えない。しかしながら、中国が何をおそれてかくまでに、防疫に敏感になっているかはおぼろげながらわかる。四川省はそれほど疫病の流行り安い土壌なのだ。今回エントリーは中国の感染症と防疫体制について、かるく説明したい。

■大地震の防疫総指揮部が12日に発表したところによると、震災後、被災地で大規模感染症の発生はなかった、ということだった。心配されていたのは水を介したコレラ、赤痢などのA型肝炎、人の密集する避難所でのインフルエンザ、はしか、虫を媒介とした熱病、脳炎、最後にネズミを媒介とするペストの流行だったが、いずれも患者がとくに増えたという報告はなかったという。とりあえず、信じてみよう。

■指揮部では、これらの流行を防ぐために、これでもかこれでもか、というほど消毒薬をまいていた。雑誌財経によれば、10万平方キロメートルの被災地の防疫のために、十数万人の衛生・防疫対策員が出動したそうな。

■成都から被災現場にいってもどろうとすると、道路に何カ所も関所がもうけられて、車のタイヤはもとより、車内のシート、マット、私や運転手の靴、衣服、鞄などにシュシュシュシュと消毒液を噴霧する。映秀鎮から成都までの間で、3カ所はある。

■被災地は、どこもかしこも消毒薬のにおいでくらくらするほど。被災地の農村のトイレにいくと、石灰で真っ白だった。農村部の被災地では遺体は瓦礫の下から掘り出されては、すぐに地面の下3メートルくらいの深さにうめて、上から石灰、土、消毒薬、石灰、土、消毒薬といったかっこうで厳重に埋めていた。

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