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【ワールドウォッチング】航空各社の燃油高不況 セレブ集客でも埋まらぬ“穴” (1/2ページ)
このニュースのトピックス:アジア・オセアニア
数年前の12月、夫婦で、航空会社のビジネスクラス専用のツアーを使ってニューヨークに行ったことがある。そのツアーは航空運賃のほか、宿泊料など滞在費、ディナー1食分を含んだもので、クリスマスシーズン直前だったためか、結構手ごろな値段だったと記憶する。
往復ともビジネスクラスだったので、座席も広く快適で、食事もかなり高級感があり、ワインなどの酒類もたっぷりと飲ませてもらって、“幸福感”にどっぷりと浸った覚えがある。
だが、いまや原油価格が異常なほど上昇し、燃料費が高くなり、航空運賃の他に、燃油サーチャージ代金を請求されるとあって、海外旅行を敬遠する傾向が強まっているようだ。
それに対抗するかのように、シンガポール航空では総2階建て大型航空旅客機エアバスA380の導入を機に、ファーストクラスよりも高級な、個室タイプの「スイート」を設置した。
同社によると、成田・シンガポール間では、471の総座席数のうち、スイート席は12席、ビジネスクラスは60席で、双方とも「ほぼ満席状態」だ。スイート席の運賃は片道で、便により、82万3400円から85万1400円の間だ。約7時間の空の旅で、決して安くはないが、「個室だけに特別感があって非常に好評」(同社)という。
同社はスイート席の導入で、経営状態も良好だと思いきや、燃料価格の高騰などで、「他社同様、昨年に比べると厳しい」(同)ようで、この傾向は航空業界全体に共通している。
日本では日本航空と全日本空輸の2社合わせて32路線を今年下期に廃止・減便する方針だ。

