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【米金融危機】米政権、薄氷の新法成立 身内集約に苦慮 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:オバマ次期米大統領
【ワシントン=山本秀也】米金融安定化法が難産の末に成立したことで、ブッシュ大統領は4日、「上下両院議員には難しい投票だったが、米国経済や納税者にとり正しい選択だった」と、ラジオ演説を通じて国民に理解を求めた。法案の下院通過に再び失敗すれば、来年1月の任期満了を前に金融恐慌を招いた政治責任を問われかねない状況だっただけに、大統領は身内の共和党下院議員らを説き伏せ、薄氷を踏む思いで法案署名にこぎ着けた。
金融機関の不良債権処理に7000億ドルもの公的資金を充てることに対し、一般国民の間では「ウォール街の強欲さを血税で救済するのか」という批判が強く広がっていた。修正を加えたこの法案が再び下院本会議で否決された場合、週明け後の世界の金融市場がさらに混乱に陥る可能性もあり、3日の下院採決は大きな節目となっていた。
先月29日の下院否決直後に「議会での投票結果には失望した」と嘆いていたブッシュ大統領は、ペロシ下院議長(民主党)をはじめ与野党の議会首脳らを巻き込む説得工作を展開し、連日の談話で下院通過をめざした。この間に株価が急落した衝撃も重なり、3日の修正案採決では58人が前回の「反対」から「賛成」に回った。