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「殺人罪」無罪から13年 O・J・シンプソン 今回は「人種」問題にならず (1/2ページ)
このニュースのトピックス:強盗事件
【ロサンゼルス=松尾理也】元妻とその友人を殺害した容疑に問われたアメリカンフットボールの元スター選手、O・J・シンプソン被告(61)の無罪評決(1995年10月3日)からまる13年にあたる3日、シンプソン被告は、米ネバダ州ラスベガスのホテルに銃を持ち押し入ったとして、ラスベガス地裁の陪審団から武装強盗や誘拐など12の罪について有罪の評決を受けた。
評決を聞いたシンプソン被告は大きなため息をつき、うつろな表情のまま直ちに収監された。判決は12月5日に言い渡される予定。米メディアは、終身刑となる可能性が高いと伝えている。
シンプソン被告は昨年9月、ラスベガスのホテルで、マニアの間で高額で取引されるスポーツ選手ゆかりの記念品を、ディーラーを脅して強奪したなどとして起訴された。同被告は「自分の所有物を取り戻そうとしただけ」と全面的に否認していた。
米国の陪審裁判では、無罪評決に対する検察の控訴は禁じられているものの、有罪の場合は弁護側が控訴できる。シンプソン被告は控訴する見通しだが、保釈は認められない。
元妻らへの殺人罪に問われ、「世紀の裁判」と全米の注目を集めたロサンゼルスでの裁判は、捜査を担当した白人警官の黒人への差別発言が弁護側によって暴露されるなど、米国の人種問題の深刻さを映し出した点でも注目を集めた。
黒人が陪審の多数を占めたロスでの裁判と違い、今回は陪審員に黒人は含まれていない。陪審選定段階で弁護側が不服を申し立てる場面もみられたが、結果的には人種問題が前面に押し出される場面はなかった。


