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【ウィークリーワールド】金融危機めぐる米政界混乱の渦中にペロシ下院議長 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:オバマ次期米大統領
米国の金融危機が米政界の混乱でさらに拡大した。ブッシュ大統領(共和党)が議会に提示した緊急経済安定化法案が9月29日、下院で否決されたからだ。上院では10月1日に修正案が承認されたものの、下院での協議は難航。この間の米政界のドタバタぶりは金融界の苦しい事態に引けを取らぬ状況であることをうかがわせた。
法案は最大7000億ドルの公的資金を投入して金融機関の不良債権を買い取る大がかりな措置だ。上院での修正案では、預金保険の保証上限を10万ドルから25万ドルに引き上げ、承認にこぎつけた。一方の下院では11月4日の大統領選と同時に行われる改選をにらみ、多くの議員が法案に反対する地元の声に押されて、投票による採決で反対票が賛成票を上回る結果になったと伝えられた。
だが、下院での否決騒動では、共和党議員の約3分の2が造反し、ブッシュ大統領は自らの陣営に足をすくわれたというのが実情だ。その要因をつくったとして非難を浴びたのが民主党のナンシー・ペロシ下院議長(68)だ。議長は採前日の28日、記者会見で、法案をめぐる協議で大筋合意に至ったと語った。議長は超党派で金融再建に乗り出す必要を訴え、法案成立に向けて動いていた。
ところが、ペロシ議長は採決前の演説で、「7000億ドルはとんでもない額だ。だが、ブッシュ政権の経済政策の失敗を思えば、その一部にすぎない」と発言した。共和党幹部は、ブッシュ政権を批判した「党派的」な演説で、それに共和党議員の多くが反発して反対票を投じることになったと批判。法案の合意案を目指してきた民主党幹部は大量造反した共和党を非難し、泥仕合となった。
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