ニュース: 国際 RSS feed
【米大統領選】北朝鮮、ロシアなど米次期政権の懸案に
このニュースのトピックス:米国
【ワシントン=山本秀也】米国の次期政権に「安全保障上の挑戦」を突きつける国として、米中央情報局(CIA)のヘイデン長官は2日、核カードを手に瀬戸際外交を続ける北朝鮮と、豊富な石油資源を握るロシア、イラン、ベネズエラを挙げて警告した。米FOXテレビとの会見で語った。
北朝鮮についてヘイデン長官は「極めてきわどい状況にある」と述べる一方、国内の貧困や弱体ぶりを逆に利用して、核関連施設の再稼働の動きなどで周辺国を揺さぶる術を心得ていると指摘した。
ヘイデン長官は健康不安が伝えられる金正日総書記の状態には触れなかったが、不透明な政情も北朝鮮にとって外交的な武器になり得ることを指摘。さらに同長官は、政権交代を控えた米国のほか、流動的な政局が続く日本など6カ国協議のメンバーを挙げて、「北朝鮮は(日米などの)政治情勢を見透かすことにたけている」と語った。
北朝鮮と同じく核開発を続けるイランに関しては、ハイデン長官は2015年前後にも核兵器を手にする可能性に言及した。イランのほか、反米姿勢を強めるベネズエラ、近隣国への軍事侵攻に踏み切ったロシアが、いずれも石油価格の高騰によって国力を飛躍的に高めている状況について、同長官は憂慮を示した。