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【米大統領選2008】「眠れる巨人」ヒスパニックは目覚めるか (1/3ページ)

2008.8.7 18:29
このニュースのトピックス米国

 米国最大の少数民族集団でありながら政治参加の度合いが低く、「眠れる巨人」と呼ばれ続けてきた中南米系(ヒスパニック)の存在感が高まっている。源流は2006年春、全土を埋め尽くしたデモだ。それ以後の政治参加意識の高揚を受け「今回の大統領選は、勝敗を左右する主役として中南米系が登場する初めての選挙となる」と、有権者の掘り起こしに取り組む活動家は意気込む。

 (ネバダ州ラスベガス 松尾理也)

 「あのデモで、すべてが変わった」。民主党系シンクタンク「NDN」の中南米系担当副代表、アンドレス・ラミレス氏(30)は語り始めた。もともとラスベガスで地域政治にかかわっていた同氏は今回、民主党の全米的な中南米系票の掘り起こし戦略を立案する立場となり、ワシントンとの間を往復する生活を続けている。

 全米で110万人もが参加した大規模デモの引き金となったのは、当時議会で進んでいた移民制度改革だった。06年の中間選挙をにらんだ共和党が強硬な取り締まりを主張したことが、中南米系の反発を呼んだ。

 「中南米系の政治参加が本物となった瞬間だった」と、自らも動員にかかわっていたラミレス氏は振り返る。「以後、われわれは有権者登録の促進や地域集会の開催といった地道な努力を続けてきた。今回の選挙は、その集大成となる」という。

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