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米海底油田採掘・石油備蓄放出…容認へ オバマ氏軌道修正相次ぐ (1/2ページ)

2008.8.5 21:17
このニュースのトピックスエネルギー問題

 【ワシントン=渡辺浩生】民主党大統領候補に内定したオバマ上院議員は4日、ガソリン高に対処するため、従来の姿勢を転換して戦略石油備蓄(SPR)の放出を提案するとともに、環境への悪影響から反対してきた海底油田採掘の拡大を限定的に容認する考えを表明した。11月の大統領選をにらんで、有権者の関心が高まるエネルギー政策で、現実的な軌道修正を図ったものだ。

 オバマ氏はミシガン州で演説し、不安定要因を抱える中東や、反米国家ベネズエラからの輸入石油に依存する体質から「10年以内に脱却する」と宣言した。

 その中で、オバマ氏はまず、1970年代の石油ショック後に設置されたSPRから全備蓄量の約10%に相当する7000万バレルの市場放出を提案した。同氏は緊急事態以外の放出に反対する考えを示してきた。

 また、エネルギー自活策では、海底油田採掘の拡大を検討する用意があると表明した。海底油田採掘は環境への悪影響を重視して、メキシコ湾を除く沿岸水域(連邦大陸棚)で約27年にわたり禁止され、オバマ氏も「解禁は特効薬にはならない」と反対してきた。

 しかし、ブッシュ大統領は先月、採掘一時停止の大統領命令を撤廃し、議会にも一時停止措置の延長を見送るよう要請した。共和党候補となるマケイン上院議員はかつてオバマ氏と同様に禁止継続を唱えてきたが、現在では国内石油増産のため「直ちに採掘を」と主張している。

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