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聴覚障害でもイラク行きを命じられた米兵士
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【ワシントン=USA TODAY(グレッグ・ゾロヤ)】今年4月7日、バグダッドで銃撃されたとき、ケビン・ダン3等曹長は敵がどの方向から撃っているのか分からなかった。その4カ月前にテキサス州フード基地の医師から「聴覚に障害があり、戦闘任務から外すべきだ」との診断を受けており、ほとんど耳が聞こえなかったという。
国防総省のデータによると、イラク、アフガニスタンの戦闘に加わった兵士の4人に1人が聴覚に障害がある。ダン曹長は6月に帰国。だが、難聴のため「29歳なのに、50歳のように感じる」と話す。
昨年12月、イラク行きを命じられる前、中隊長はダン曹長の耳の障害のことを明確に認識していた。報告書には「敵の所在を判断する能力、自軍の指令を聞き取る能力、無線通信を聞き取る能力、地域の住民と話す能力が著しく劣り、任務には不適切」とされていた。それでも、3度目のイラク行きの命令は変更されなかったという。
ようやく第一線から退くことができたのは、恋人や母親に自分の障害を打ち明けたメール、それをもとにUSA TODAYが行った実態調査の後だ。
退役後に夢に見ていた警察官への道は、聴覚障害のために閉ざされてしまった。
(c) 2007, USA TODAY International. Distributed by Tribune Media Services International.