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米を震撼させた炭疽菌事件の容疑者が自殺、解明されぬ深い「闇」 (1/3ページ)

2008.8.2 20:16
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 【ワシントン=有元隆志】2001年9月の米中枢同時テロがおきてまもなく、炭(たん)疽(そ)菌入りの郵便物が政府機関などに送られ5人が死亡した事件で、米司法当局が訴追しようとしていた科学者が死亡した。捜査が目前に近づいていることを察知し、自殺したとみられている。米メディアによると、博士は近所では温厚な人との印象を持たれていた半面、深い「闇」を持ち合わせていたようだ。米社会を震かんさせた事件は、博士の死亡によって幕を閉じることになりそうだ。

 7月29日に死亡したのはメリーランド州フォート・ディートリックにある陸軍感染症医学研究所に勤務していたブルース・アイビンズ博士(62)。米紙ワシントン・ポストによると司法当局はこの日、博士の弁護士と事件に関する司法取引について話し合う予定だった。薬物の多量摂取が死亡原因という。

 博士は炭疽菌研究の第一人者で、ワクチンの効果を調べるため、あるいは生物テロへの関心を高めるため、炭疽菌を政府機関や報道機関に送りつけたとの見方が出ている。博士の弁護士は無実を主張している。

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