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できごと
【大阪から世界を読む】米国も同じ「無能議員が国を滅ぼす」
日本の衆院選は政党乱立の状態だが、米国では伝統的に、民主党と共和党の2大政党が覇を競ってきた。ところが11月にオバマ大統領が再選されてから、共和党衰退論が目立っている。要因は同党の支持層の偏りだが、それを挽回するために極端な保守勢力の支持を取り付けた結果、“非常識”な候補者、議員らが増えたことも背景にある。一方の民主党は新移民層や女性層を取り込んで巨大化しつつある。2大政党制という「米国らしさ」を守るために道を誤った共和党の姿には、政治不信が収まらない日本の現状も重なる。
(坂本英彰)
「レイプによる妊娠も神の意志」
共和党衰退の格好の例が、今回の大統領選と同時に行われた上院議員選でみられた。
共和党の支持者は、白人、男性、高齢者が多いとされる。新移民系が増える中で、同党は近年、党勢拡大のために、白人がほとんどで、妥協を許さない原理主義的な草の根保守運動「ティーパーティー(茶会)」や宗教右派に支持を頼ってきた。
ところが、茶会の支持を受け、楽勝とされた複数の選挙区で敗北を喫し、共和党全体のイメージも損ねてしまった。いずれも候補者が党の主張を曲解し、非常識であきれた暴言をしたことが原因だった。
まず、茶会の支持を受けたミズーリ州のエイキン下院議員。人工妊娠中絶の是非に関連してレイプされた場合の対応を聞かれ、「レイプされて妊娠することはないはずだ」と言い放った。
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