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「3人娘」夢駆ける…なでしこ躍進の原動力 挫折バネに大舞台 (1/2ページ)
女子初のメダル、メキシコ五輪(1968年)男子以来となる40年ぶりの銅メダルをかけ、北京五輪サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が21日夜、3位決定戦でドイツに挑んだ。「なでしこ」にとって、メダルを争う4強進出は五輪、ワールドカップを通じて初。その歴史的大舞台に北京が初めての五輪となった3選手が立った。FW大野忍(24)、FW永里優季(ゆうき)(21)と、MF宮間あや(23)。いずれも前回の五輪メンバーから落選した「3人娘」。4年前の悔しさを糧に、持ち前の攻撃力でピッチを駆けた。
両親の支え
「絶対メダルを取る」とこの日に臨んだ大野は、両親に「サッカーをやめたい」と相談したことがある。4年前、アテネ代表に落選した直後のことだ。
「五輪に出たい」と夢を抱いた娘が練習に通いやすいようにと、神奈川県内で引っ越しまでした父、光夫さん(57)と母、登美子さん(54)は娘を諭した。「またチャンスはやってくる。気持ちを入れ替えて頑張って」
立ち直るまでに半年もの時がかかったが、支えてくれた両親に応えるよう昨シーズンのなでしこリーグでは得点王となり、北京五輪の代表に選ばれた。「入ったよ」。短いが、うれしさが詰まったメールが登美子さんに届いた。
18日の米国相手の準決勝で、先制点をあげるなど北京で活躍してきた娘に、登美子さんは「勝っても負けても北京最後の試合。娘は必ずやってくれる」と、スタンドで応援した。
兄を追って
15日の中国戦で初ゴールを決めた永里も少女時代から五輪代表にあこがれていた。小学校に入ると、現在J2「湘南ベルマーレ」でプレーする兄、源気(げんき)さん(22)を追うように、神奈川県厚木市のサッカーチーム「林SC」に入団。小3で「日の丸をつけたい」と周囲に夢を語った。
東海大に通いながら、大野と同じ「日テレ・ベレーザ」でプレーする。7月に厚木市役所を表敬訪問した永里は、林SCで指導を受けた杉山茂雄さん(54)と再会した。












