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【記者ブログ】負けるべくして負けた!? 男子サッカー五輪代表 清水満
米国に負けた。唯一、勝てそうな相手だったのに…。確かにゲームは支配していた。反町監督は「日本の力を全部出しきれなかった。攻守に渡って、ちょっとずつズレがあった」と。しかしこの”ちょっとのズレ”は、ず〜っと課題であった”決定力(得点力)”であろう。結局は初戦で、これまで積み残されたものが何も埋まっていない、事だけを証明したにすぎない。
五輪は強く、上手いチームが勝つのではない。中2日という強行日程、荒れたグラウンドという過酷な条件で、”タフなチーム”が勝つ、といわれている。
タフとは単なるスタミナ、体力だけではない。ほんの一瞬の隙をつける”能力”も含まれるだろう。そこには経験値も大きく関与してくるはずである。
反町JAPANは口では「きれいなサッカーでなく、貪欲に点を取るサッカーを…」と話してしたが、結局はパス回しに終始して、決定的チャンスで、”最後のひと蹴り”がない。サンケイスポーツに載っていた釜本邦茂氏(64)のコメント、「パスの出し手が10人いても勝てない」は、誠にもって見事な表現だったように思える。
「五輪は一種独特のムードがある」と話していたのは、元マラソン代表の瀬古利彦さん(52)である。つまり”経験”それも、国際経験豊かさが求められることがカギだとも…。日本代表選手は、しかし他のチームに比べて経験不足は否めない。ならば、”経験がある選手”を、出場規定にあるOA(オーバーエージ)枠に求めるべきだろうが、これを使わなかったことも、解せない。
反町監督と日本サッカー協会、そしてJリーグの間に、完全にバックアップ体制があったのか、それとも意思の疎通を欠いたのか…。確かに選んだ。大久保(ヴィッセル神戸)は、しかし辞退、遠藤(ガンバ大阪)はウイルス性に犯された。あの時点では、まだ十分に”代替”が可能だったにもかかわらず、反町監督は「OAがなくてもチームの団結力はそれ以上ある」と、一旦選んだものが上手くいかず「それなら現有戦力で…」と意固地になったとしか思えない。
同じB組のナイジェリア、オランダ戦も見た。OA枠が若い人を引っ張っていた。それにブラジルはロナウジーニョがこれまた”リーダー”としていい動きをしていた。
1996年、アトランタでブラジルを破った”マイアミの奇跡”のようなことはないとも言えないが、反町JAPAN、負けるべくして、負けた…としか思えない。
<2008/08/08 14:56>
▼「清水満」の記者ブログ<清水 満の エン・スポのツボ> http://shimizum.iza.ne.jp/blog/
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