ニュース: スポーツ RSS feed
【エベレストへの道】三浦隊との80日(1) (1/2ページ)
このニュースのトピックス:地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
「おい、三浦雄一郎が75歳でチョモランマ(エベレスト)に登るらしいぞ」
昨年秋。新企画のためプロスキーヤーの三浦雄一郎さん(75)を取材した上司が興奮気味に電話をかけてきた。
「お前さあ、チョモランマ、行きたくないか」
「そりゃ、行けるなら喜んで行きますよ」
「ホンマか?」
「ええ、ヨダレが出そう」
飲み屋の会話のようなこの話が現実になるとは、周囲も私も思っていなかった。だが話は進み、私と早坂洋祐カメラマンは3月20日、「三浦雄一郎2008チョモランマ遠征」の同行取材で、成田空港からネパール・カトマンズへ飛んだ。
翌朝はルクラへ飛び、トレッキングを開始。エベレスト街道を歩く10日間、宿泊はすべて「バッティー」と呼ばれるロッジを利用した。これが、なかなか快適だった。
◇
ルクラからエベレスト・ベースキャンプ(BC)まで約60キロ続くエベレスト街道には、バッティーがたくさん立ち並ぶ。外国人相手の商売なので、パスタやピザも作ってくれる。英語もかなり通じるし、コーラやポテトチップスも買える。切り盛りするおばちゃんはがははと陽気に笑い、見ていて気持ちがいい。
マットが敷いてあるだけの簡単なベッドを置いた壁の薄い部屋が提供され、発電機により電灯がつくところも。ぽかぽかのサンルームで昼寝、という贅沢(ぜいたく)が味わえるバッティーもある。


