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強烈サーブで圧倒 V・ウィリアムズ
このニュースのトピックス:テニス
第2セット第1ゲーム、ビーナスのサービスがうなりを上げた。電光掲示は今大会女子で最高の時速129マイル(207キロ)を記録した。ビーナスはフォアハンド、バックハンドのストロークに加え、ネットプレーもさえわたり、食い下がるセリーナを振り切った。
第1セットの立ち上がり覇気を感じさせなかったビーナスはあっさりブレークを許した。ところが、ネットプレーで反撃に転じ、セリーナのパワフルなショットを跳ね返した。セリーナも9本のサービスエースに、リターンエースも決めるなど今大会最高の出来を見せ、好ゲームが展開された。
12日目に入ったセンターコートはこれまでの熱戦でベースライン上の芝がはげ上がり、バウンドしたボールが微妙に方向を変える。しかもコート上には強い風が舞う。激しいラリーの応酬にビーナスがコートに足を滑らせ転倒する場面も見られたが、風やコート状況に影響されるボールに、勝ち気なセリーナは次第に冷静さを失ってしまった。
四大大会決勝で7度目、ウィンブルドンでは5年ぶり3度目となる1時間51分の対決を制したのは「ここの芝が大好き」というビーナス。過去の2戦はセリーナに負けており、3度目の正直。優勝インタビューでビーナスは「今日のセリーナを打ち負かすのは大仕事。このあと姉として妹をいたわる役目が待っているわ」と笑った。セリーナは「彼女の方がちょっぴり良かっただけ」と話した。
黒人テニス選手の草分け、米国のアリシア・ギブソン(1927〜2003年)がウィンブルドンと全米で2連覇を達成したのは1958年。それから半世紀。「女子シングルスに出場した黒人選手は姉妹の2人だけだが」と記者が問うと、ビーナスは「セリーナと2人で勝ち続けて先頭に立ち続けるわ」と答えた。(木村正人)














