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まさかハンセンが… 北島、圧倒的有利に
うつろな表情で、プールを後にした。男子二百メートル平泳ぎで、前世界記録保持者のハンセンがまさかの4位。この種目での五輪出場権を逃した。
積極的なレースが裏目に出た。100メートルの通過タイムは自己ベストを0秒59も上回る1分1秒67。150メートルもトップで折り返した。だが、そこからスピードが鈍り、残り25メートル付近からは、目に見えて失速。同じクラブに所属する後輩らに、あっさりと逆転を許した。
自己ベストより3秒近く遅い2分11秒37では勝負にならない。「終盤は疲れがきた。何が起きたのか分からない。いい感じでウオーミングアップもできたし、すべてがいつもと同じだったのに」と語るしかなかった。
これで北京五輪には、2分7秒51の世界記録を持つ北島康介を除けば、2分8秒台の自己ベストを持つ選手さえ出場してこないことになる。
日本代表の上野広治監督は「自力が1枚も2枚も上。よっぽど体調が悪くない限り、ね」とにやり。日本のエースは、圧倒的に有利な立場で五輪を迎える。(橋本謙太郎)


