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【三浦雄一郎エベレスト写真特集】(下)「次は80歳登頂」宣言 持病克服 明るく冒険

2008.6.22 07:21
このニュースのトピックス地球の頂点へ 三浦雄一郎、75歳の挑戦
エベレストに登る三浦雄一郎(右)=ミウラドルフィンズ提供エベレストに登る三浦雄一郎(右)=ミウラドルフィンズ提供

 75歳で2度目の世界最高峰・エベレスト(8848メートル)登頂を果たしたプロスキーヤー、三浦雄一郎さん。加齢や持病を乗り越えての快挙は、「冒険家・三浦雄一郎」の健在ぶりを世界に改めて証明した。そして、三浦さんはすでに次の冒険を見つめている。三浦さんの75歳の挑戦を、写真とともに振り返る。(大阪本社総合編集部 木村さやか、写真報道局 早坂洋祐)

 

 三浦さんは、いつも自分の肉体に問いかけていた。

 登るペース、疲労の度合い、回復の早さ…。黙々と2時間以上歩いて「やっぱりおれは快調だった」と満面の笑みを見せたり、下痢が治ったばかりのおなかにヤク(ネパールの高地牛)ステーキをたらふく詰め込んでまた壊してしまったり。まさに手探りで自分の具合を確かめる手法は荒っぽくも見えたが、自身の肉体の限界に、さらには人類の可能性に挑み続ける姿勢はとても真摯(しんし)だった。

 登頂までは、身体を高度に慣らすための高度馴化(じゆんか)を繰り返す。高度を上げては下り、休養して体力を蓄えてはまた登る。栄養摂取も重要な課題だ。三浦さんは紅茶に栄養食品「ヴァームパウダー」や黒糖、豆乳などを混ぜたり、高所用につぶあん入りナンを藤嶋弘徳シェフ(68)に頼んだりと、工夫を欠かさなかった。

 食事も、睡眠も、そして難所・アイスフォールの通過さえも「楽しみ」にする三浦さん。子供のようにうれしそうな笑顔で夢を語り、夢を追う姿は隊全体を明るくした。約2カ月半の遠征はそんな三浦隊長のもと、とてもあたたかい空気のなかで過ぎていった。

 撮影協力 キヤノンマーケティングジャパン

このニュースの写真

エベレストに登る三浦雄一郎(右)=ミウラドルフィンズ提供
ベースキャンプへ向かって歩く三浦雄一郎さんら登山隊。後ろはぺリチェ村とタムセルクなど6000メートル級の山々=4月20日、ネパール・ドゥサ 撮影・早坂洋祐  
高度順化のためキャンプ2へ隊員が登る早朝のベースキャンプ。食堂と登山隊員のテントだけに電気が灯る。=5月4日4時40分(現地時間)  ネパール・エベレストBC 撮影・早坂洋祐   
頂上への最終アタック用の機材をならべ、登高機の調整などをおこなう三浦雄一郎さん(右)と次男の豪太さん=5月18日、ネパール・エベレストBC    撮影・早坂洋祐
最初の高度順化に出発する三浦雄一郎さん=4月29日、ネパール・エベレストBC   撮影・早坂洋祐
C2までの高度順化を終え、BCへ戻る三浦雄一郎さん。サングラスには青い空とヒマラヤの山々が写る=5月07日、ネパール・エベレストBC付近   撮影・早坂洋祐   
高度順化のため、エベレストを一望できるカラパタールへやってきた三浦雄一郎さん。エベレスト頂上を間近にし、あらためて登頂を決意した=4月23日、ネパール・カラパタール   撮影・早坂洋祐 
強風が吹き雪煙をあげるエベレスト(8848m)=5月19日、ネパール・プモリBC 撮影・早坂洋祐
エベレストベースキャンプに到着した三浦雄一郎さんに手を振るシェルパたち=4月24日12時30分(現地時間)、ネパール・エベレストBC  撮影・早坂洋祐     

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