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【記者ブログ】日米に風穴を開けた”黒船”〜野茂の生き様は素敵だ 清水満

2008.7.19 00:10
このニュースのトピックス清水満のエン・スポ記者ブログ

 遂に決断したのか。ロマンを求めて、ずっと求めて…ひたすら野球を愛し続けた野茂英雄投手(39)が、とうとうグラウンドから去る決意をした。

 いまさら野茂の貢献を語るのは失礼だろう。けど、のもの勇気には感謝したい。日米野球協定なる”紳士協定”が、選手を縛っていた。小泉元首相が規制緩和と叫んで、”お上の立場”から構造改革をしたことは知られているが、日米野球関係の”規制緩和”をしたのは野茂個人の力だった。1994年、複数年契約を拒否されると、突然、米国に行き…を希望した。ルール上は、任意引退扱いで、日本球界での保有権は近鉄が持つが、米国では”自由”という、いわば盲点をついての選択をした。当時の近鉄球団、日本球界は”わがままを許すな”だったが、野茂の米国行きの姿勢は強かった。

 そしてドジャースがマイナー契約、そして野茂の”トルネード投法”は米国に一大ブームを巻き起こした。その後、日本人投手の力がメジャーに知られるところとなり、いまのメジャーでの大量日本人選手雇用につながっているのだ。

 野茂の行動が、風穴を開けた。その功績は筆舌に尽くしがたい。誰かが、何かを起こすときには必ず摩擦が起こるが、野茂の行動もそうであったが、勇気があった。

 日米通算201勝155敗、米国在籍球団は、1995年ドジャース→メッツ→カブス(マイナー)→ブルワーズ→タイガース→レッドソックス→ドジャース→デビルレイズ→ヤンキース(マイナー)→ホワイトソックス→2008年ロイヤルズ…。

 野茂の言葉がある。

 「野球が好き、野球をやるのが好き、ただ、野球をしたいだけ…」

 現役引退を決めたが、このロマンは、今後も野茂には残るだろう…。

<2008/07/17 20:16>

「清水満」の記者ブログ<清水 満の エン・スポのツボ> http://shimizum.iza.ne.jp/blog/

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