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【記者ブログ】惜しかった“投手”イチロー 清水満
たまにこんなことがある。メジャーでは…。マリナーズとタイガースの戦い、マ軍は延長15回に“投げられる投手”がいなくなって、控えの捕手、ジェイミー・バークがマウンドに立った。結果は打たれての“敗戦投手”…。
その時点で、ブルペンにはブランドン・マローとアーサー・ローズの救援投手がいたが、マローはここ5日で4試合に登板、ローズは左腕に軽い違和感があった。その時、「ブルームキスト(二塁手)やベルトレ(三塁手)ら何人かの選手が自分のところに来て、『俺も投げられる』と言ってくれた」とジム・リグルマン監督代行。「けがの危険もあるのにそう言ってくれるのは、彼らがチームメートのことを考えている証だ」と、話したと言う。
「…投げられる」と言った中にはイチローもいた、という。イチローは“経験者”である。日本の球宴でマウンドに上がった。1996年、9回裏2アウトの場面で、 仰木監督がファンサービスにと起用したことがあるが、今回は堂々とメジャーの記録に載る公式戦だった…。
8年連続してメジャー球宴の出場が決まったイチローは、“幻のマウンド”のことを聞かれてこう答えたそうだ。
「僕の(大リーグ)初登板を逃したゲーム。でも監督としては難しかったはず…」とネ。同僚の城島は「これが大リーグ。思い出になる試合だったねぇ。けど、けがが怖いという理由でイチローさんに投げさせないのに、なんでバークなの?」。日本人記者達の前でこう言ったそうだ。
う〜ん、確かに惜しい…。イチローは基本年俸1700万ドル(約18億円)のお宝選手である。万が一…もある。やはり監督としては起用しずらいか。
メジャーは180日間で162試合を消化する。引き分けがない。決着が付くまでエンドレスで試合をする。それでいて投手は基本的には1チーム、11人。先発5人、中継ぎ5人、そしてクローザーが1人という構成である。
先発が早めに崩れる試合が続いたり、延長戦が続くと、投手が足りなくなる環境がある。だから、年間何人かの野手が、マウンドに上がる“公式記録”が残っているが、ここはひとつメジャーでの『投手・イチロー』を見てみたかった気がする…。
<2008/07/07 13:58>
▼「清水満」の記者ブログ<清水 満の エン・スポのツボ> http://shimizum.iza.ne.jp/blog/