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「仕事は柔道」…家族のために戦う父 内柴 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:北京五輪
再び栄光へ。決勝でダルベレ(フランス)に覆いかぶさった内柴は、上体に力を込めて縦四方に固める。敗戦を悟った相手が「参った」とタップ。4年前に続く金メダルを手にした32歳は「これが僕の仕事。(息子の前でおやじの仕事をしっかりやった)」と話し、スタンドに手を振った。
「家族」というキーワードが、内柴を走らせてきた。少年時代、父に言われたのは「子供がいるから、オレは仕事をがんばれる。だから、お前は柔道をがんばれ」。自身も5年前に所帯を持ち、子供ができた。アテネ五輪金メダルの報奨金を元手に、都内に家も建てた。「柔道は仕事」。自分を頼る家族の存在が、強い職業意識に形を変える。
アテネ五輪で頂点に立ち、2005年の世界選手権で2位。それなりに満たされたが、軽量級の悲しさで、周囲の評価は上がらない。「僕は自分のために戦えるほどの活力がない」。現役を続ける理由を一粒種の長男、輝(ひかる)君に求める。「パパはチャンピオンになるからね」。そう声を掛けて練習に出る。
勝てない時期が長く続いた。時には金メダリストのブランドを損なう惨敗もあったが、試合のえり好みはしない。「アスリートとしては、最高の状態に仕上げて、勝てる試合に出ればいい。けど、僕は柔道で飯を食っている。試合に出てナンボです」
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