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【話の肖像画】柔の道(2)東海大教授 山下泰裕さん (1/2ページ)
このニュースのトピックス:ワールドスポーツ
■国際的に通用する人材育成を
−−過去の五輪では外国人審判の判定について議論を呼んだことがありました。その技量をどうみていますか
山下 外国人審判のレベルは年々向上していますよ。国際試合ではライセンス制がはっきりしていて、世界選手権に出る審判をまず選び、その中から五輪の審判を選んでいます。アテネ五輪では(柔道で)審判の問題でもめることは一つもありませんでした。ただ、勝負は一瞬で決まりますから、柔道の専門家が見ても意見が分かれることがあるのです。
−−日本のメディアでは「誤審に負けた」という論調になることも多いですね
山下 反省しなくちゃならないのは、テレビ中継に出ている柔道出身の解説者たちが“日本びいき”のあまりに、そうしたことを口にすることです。そのため、外国人審判の技量がひどく低いような印象を与えてしまう。でも実際には、一概に、日本人審判だから優秀だとか、外国人だから技量が劣っているとかはいえません。大事なのはどんな状況でも、どんな審判が出てきても、勝てる試合をしないといけないことです。

