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幕内最小兵が大関取りの足がかり 豊ノ島
このニュースのトピックス:朝青龍
初日に朝青龍、3日目には綱取りに挑んでいた琴欧洲に黒星をつけた豊ノ島が、三役としては初めてとなる2ケタ勝利に王手をかけた。「大きな1勝。明日は思い切っていきます」。来場所の新関脇は確実。169センチの幕内最小兵が、大関取りの足がかりを築こうとしている。
地力を示す一番だった。土俵中央で朝赤龍と頭をつけ合ってまわしを探り合う。だが、主導権を握っていたのは「先に仕掛けようと思っていた」という豊ノ島。力強く突き起こして前に出て、難なく押し出した。
安馬、琴奨菊、稀勢の里が大関候補と呼ばれるなか、名が挙がらない自分がふがいなかった。しかし、7場所ぶりの小結で成長を見せつけ、募らせてきた悔しさを晴らすチャンスをつかんだ。
大横綱双葉山が興した時津風部屋の部屋頭。部屋の序ノ口力士が急死する痛ましい事件から1年、名門部屋へ久々に明るい話題を提供した。体の小さな入門希望者を対象にした第2新弟子検査出身力士として、初の関取、初の三役と突き進んできたパイオニアが、歴史への挑戦権を奪いにいく。(奥山次郎)

