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【白球残響】「フルスイング」外伝 常葉学園菊川・佐野心監督 プロ退団から甲子園まで (1/3ページ)
このニュースのトピックス:高校野球
今年、NHKで放映されたドラマ『フルスイング』の主人公は、プロ野球の打撃コーチから高校教師に転身。指導者としての甲子園出場を夢見ながら、志半ばで膵臓(すいぞう)がんのため死去した高畠導弘さん(享年60)がモデルだった。今夏の甲子園で準優勝した常葉学園菊川(静岡)の佐野心(こころ)監督(41)も同じくプロ出身。元中日の選手で、高畠さんの教え子だった。師匠の遺志を継ぐ佐野さんの甲子園までの道をたどった。(三浦馨、坂井朝彦)
親子二代のプロ
甲子園の決勝は0−17と思わぬ大差となったが、「うちの野球はすべてできた。選手には感謝したい」。佐野さんは満足そうな表情だった。
野球部長として昨春の選抜では全国制覇を経験。前監督のセクハラ問題による辞任で今年5月、急遽(きゅうきょ)指揮官となった。チームを“どん底”から甲子園へと導いた佐野さんを、選手は準優勝では異例の胴上げ。精いっぱい感謝の気持ちを伝えた。
佐野さんは親子二代のプロ野球選手だった。父の真樹夫さんは専大の内野手として活躍し、1965年の第1回ドラフトで広島の1位指名を受け、4年間在籍した。
佐野さんは小学4年から真樹夫さんと二人三脚でプロを目指した。右投げ左打ちの外野手として浜松商(静岡)から専大へと、父と同じ道を歩み、東都大学リーグでは首位打者も獲得。社会人のいすゞ自動車を経て91年、中日のドラフト6位指名を受けて入団した。




