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再生医療実用化に「安全性」クリア 感染の恐れないiPS細胞作製 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:科学
感染の恐れがないプラスミドを使ったiPS細胞の作製方法の樹立は、再生医療などへの実用化に向けて障壁となる「安全性」のクリアという点で、大きな成果となる。しかし、新製法自体も万全性が立証されたわけではなく、さらなる研究が続けられる。
山中伸弥教授がセンター長をつとめる京都大学iPS細胞研究センター(今年1月設立)では、すでに日本人の子供や高齢者の体細胞を使ってのiPS細胞作製に成功している。しかし、作製手法はわかったものの、発生のメカニズムや、細胞そのものの性質などははっきりしておらず、まだ謎の多い細胞でもある。
今回、山中教授らは従来の方法を改良し、4遺伝子を体細胞に導入する「運び屋」をウイルスからプラスミドに変更。iPS細胞の染色体まで入り込み、がんを発生を発生させるウイルスの危険性を取り除いた。
だが安全性は依然確認されていない。山中教授自身「時間をかけていろんな角度から調べないとわからない。プラスミドで成功したが、レトロウイルスの方がよかったということになるかもしれない」とも話す。
一方、京大ではiPS細胞を将来の基礎医学研究・再生医療の核と位置づけ、国の支援を受けながら応用研究や知財戦略を着々と進めている。
京大が知財管理を重視するのは、将来iPS細胞の医療が実現した際、患者が大きな負担を強いられない環境をつくるためだ。そのため、内外のどの研究機関より早く、国際的な作製特許の取得を目指している。
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