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蛙は飛び込まなかった? 伊賀で芭蕉講座、23日開催
「古池に蛙(かわず)は飛び込まなかった」と題した芭蕉講座(芭蕉翁顕彰会主催)が、23日午後1時半から、三重県伊賀市平野中川原の上野フレックスホテルで開かれる。講演するのは、俳人で芭蕉俳句を研究している長谷川櫂(かい)さん=神奈川県藤沢市。松尾芭蕉が詠んだ俳句の奥深さを知る、興味深い講座となりそうだ。
今回の講座の元となる「古池や蛙飛(とび)こむ水のおと」は、芭蕉が43歳の貞享3(1686)年、江戸で門人を集めた「蛙合(かわずあわせ)」の発句として詠んだ。
当時の俳句世界では、蛙は鳴くものと定義されていた。しかし、芭蕉は蛙の動作を句に詠んだことで、その後の地位を開く「蕉風開眼」の句として、現代に伝えられる名句となった。
長谷川さんは、この句の持つ意味に着目。実際に古池に蛙が飛び込んだのではなく、飛び込む音をもとに芭蕉の心象風景として「古池や」の上句を組み合わせたという解釈を示している。
芭蕉講座では、「古池に蛙は飛び込んだか」の著書もある長谷川さんが、この名句の解釈について詳しく講演する予定。講演後は、伊賀市在住の芭蕉翁顕彰会理事、藤井充子さんと中村修さんの2人が、長谷川さんが書き下ろした新作狂言「古池蛙」を演じる。
定員は200人。参加費は300円。問い合わせは芭蕉翁顕彰会((電)0595・21・2219)へ。