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東広島の女性殺害 被告が無罪主張
広島県東広島市で昨年4月、会社員の池田美穂さん=当時(33)=が殺害された事件で、殺人と窃盗の罪に問われた広島市南区の無職、飯田真史被告(52)の初公判が5日、広島地裁(伊名波宏仁裁判長)であった。飯田被告は「やっていない」と起訴事実を否認し、無罪を主張した。
起訴状によると、飯田被告は昨年4月29日午後8〜9時ごろ、池田さんが借りた東広島市の短期賃貸マンションの一室で、池田さんの頭や顔などを殴って死亡させたうえ、現金約146万円を盗んだ。
検察側は冒頭陳述で、池田さんが飯田被告が開設する悩み相談室に電話をかけたことがきっかけで知り合ったと説明。「被告は事件当日、相談を聞くために池田さんと会い、夕食後、一緒に池田さんの部屋に行って犯行を行った」とした。
また、飯田被告が翌30日未明、勤務先のコンビニエンスストアに約2時間半遅刻したことなどを挙げ、「犯人でなければ考えられない行動を取っている」と述べた。
一方、弁護側は「飯田被告は池田さんの部屋へは行っておらず、事件にはかかわっていない」とし、現金約146万円については「預けられた」と説明。その上で、「くわしい動機や凶器は不明で、物証もない。飯田被告の犯行だとするのは推測でしかない」などと主張した。