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原爆死没者慰霊碑 折り鶴新たに 広島・三原
今年5月、犠牲者にささげた折り鶴が不審火で燃やされる被害にあった広島県三原市の同市原爆被害者之会は原爆忌の6日、同市の原爆死没者慰霊碑前で追悼慰霊式を営み、参列した約300人が冥福(めいふく)を祈った。
三原市では5月22日、慰霊碑近くの塔にかけてあった千羽鶴約2万羽のうち、半分が不審火で焼けた。同会のなかでも「原爆の被害への意識がない、ということか」と怒りの声もあがったが、市民有志らが協力し、焼失前を上回る計約2万5000羽の新しい折り鶴を慰霊碑にささげてきた。
この日の式典では被爆2世で遺族代表の会社員、宮垣秀正さん(55)=同市=が、父親が今年6月に亡くなったことを明かし「『戦争は人生を狂わせる』と口ぐせのように言っていた父のことを、子孫に伝えなくてはならない」と追悼の言葉を述べた。宮垣さんの父、重夫さんは昭和20年8月7日に負傷者救護のため広島市に入り、原爆の惨状を目の当たりにしている。
この後、参列者らは慰霊碑に花を手向け、静かに手を合わせていた。村上徹郎・同会会長(79)は「原爆の惨禍の記憶を忘れてはならない」と語った。