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【断 潮匡人】改造内閣は姿勢を正せ
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三度、小言を申し上げる。8月1日、福田康夫改造内閣の閣僚が次々に記者会見した。
昨年9月26日、第1次福田内閣の閣僚初会見で国旗に正しく敬礼した石破防衛大臣と泉国家公安委員長は内閣から去った(昨年10月6日付小欄)。
さて、第2次福田内閣はどうなったか。なんと、ほぼ全滅。登壇時、降壇時ともに敬礼したのは町村信孝官房長官ただ1人。宮中の認証式でも前回同様、天皇陛下への失礼が繰り返された。
これだけでも退場勧告に値するが、なかには、無事、初会見を終えた安堵(あんど)感で降壇時の敬礼を失念した初入閣組もいたであろう。登壇時には敬礼した伊吹文明財相、野田聖子特命相、保岡興治法相、舛添要一厚労相、中山恭子特命相、林芳正防衛相の6閣僚はイエローカードに止めたい(登壇順)。だが、残る閣僚は、もはやレッドカードだ。これでは何のために国旗国歌法を制定したのか。制定に際し、会見場に国旗を掲揚したのは何のためか。
驚き、悲しむべきことに、レッドカード閣僚名簿には福田総理も含まれる。首相が直立不動で正対した相手は国旗ではない。カメラの放列である。
レッドカード閣僚が正対し、敬礼した相手は記者団である。「よろしくお願いします」と神妙に首を垂れた。マスコミには敬礼しても、奉仕すべき国家の象徴には欠礼する。まるで本末転倒だ。
「安心」を「実現」する前に、正すべき姿勢があろう。官邸の日章旗が泣いている。(評論家)