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【政論探求】「密約」はあったのか 「麻生幹事長」決定は「大福密約」の再来? (1/2ページ)
このニュースのトピックス:国会
今回の内閣改造、自民党役員人事をフォローしていて、政治記者の駆け出し時代を思いだした。昭和51年の「大福密約」だ。
三木武夫首相の後継の座をめぐって、福田赳夫氏と大平正芳氏が対立、両氏は「大平は福田総裁推挙に協力する。福田は大平を幹事長とし党務を委ねる。総裁任期は2年」とする覚書を締結し福田政権が誕生する。
大平氏側はこれを2年後に政権を禅譲するものと認識していたが、福田氏は総裁選に再出馬する。約束違反だと怒った大平氏は田中派と連携して予備選挙を戦い、事前の予想を覆して福田氏を破る。
「天の声にも変な声がある」と福田氏が述べたのはこのときだ。筆者はこれを目の前で聞いた。
あれから30年。親子2代の宰相となった福田康夫首相は、改造に先立って公邸で麻生太郎氏と1時間近く会談した。総裁選を戦った「政敵」であったはずの麻生氏が幹事長就任を受諾した背景には、何があったのか。
永田町には「密約」説が飛び交っている。なにやら半身の構えに転じた公明党が、今回の人事をえらく歓迎していることと重ね合わせ、こういうシナリオが語られている。