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厚労行政改革の主導権争いで「舛添包囲網」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:官房長官会見
世論から強い不満が寄せられている年金や医療などの厚生労働行政で、舛添要一厚労相から首相官邸に改革の主導権を移そうとする「舛添包囲網」ができつつある。
表面化したのは5日。厚生労働行政改革を検討するため厚労省に設置予定だった有識者の「厚労行政在り方懇談会」を官邸に移すことが決まった。
さらに官邸側は鴨下一郎前環境相を副大臣として厚労省に送り込んだ。鴨下氏は年金分野を担当する方向だが、医師出身で、就任会見では「医師不足対策でも仕事をしたい」「多少いろんなことを言います」と戦闘宣言とも取れる発言を繰り返した。
懇談会は7月末に発表された「5つの安心プラン」で、厚労行政改革の具体案として盛り込まれた。厚労省内に設置し、奥田碩トヨタ自動車相談役を座長に、浅野史郎前宮城県知事や演出家のテリー伊藤氏ら6人の有識者と舛添氏ら厚労省幹部が、人事政策や組織改編を検討する方針だった。
だが、安心プランの厚労行政改革の項目に懇談会設置以外に具体的な内容がなく、プラン発表直後から「福田政権のやる気が問われる」「身内に甘い改革になる」との批判が続出。官邸内から「舛添氏が改革の具体策をいろいろ示すのかと思っていたら、結局何も出てこなかった」(政府筋)と落胆の声も出た。
こうした経緯から、町村信孝官房長官らが官邸主導で厚労行政改革を行うよう方針転換したようだ。

