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伊吹氏続投に意欲満々 臨時国会召集めぐり確執も (1/2ページ)
福田康夫首相初の内閣改造が政局の焦点となる中、自民党の伊吹文明幹事長が続投に向け、意欲を燃やしている。党内で政策通かつ策略家と知られ、首相の信任は厚いが、自らが率いる伊吹派(28人)はBクラスの勢力しかない上、歯に衣着せぬ物言いなどで党内での人気はいまひとつ。カウンターパートである公明党の北側一雄幹事長ともソリが合わないといわれる。臨時国会先送りや年内解散説がささやかれるなか、どのような秘策を練っているのか−。 (坂井広志)
「首相が現内閣をさまざまな懸案を処理するのに一番ふさわしいと思っているのか、新しいメンバーにしたいと思っているのか分からない。私も何度か話をしたが、来週あたりに決断されるのでしょう…」
伊吹氏は24日、大阪市のホテルで講演し、来週中の内閣改造をにおわせた。首相とはほぼ週1回ペースで面談を重ねており、そのパイプの太さを見せつけようとしたようだ。
首相の夏休み明けの22日に開かれた自民党役員会でも、伊吹氏は首相に「新テロ対策特措法の延長は必ずやらないといけないので、なるべく早く国会を開いた方がよい」などと滔々(とうとう)と自説を説き、他の役員らは「すっかり再任された気分になっている」と白い目を向けたという。
伊吹氏は「7月中旬からすこぶるご機嫌になった」(周辺)といわれており、「首相から続投をにおわす言質を取ったのでは」との見方が党内で広がっている。
これに伴い、強気の態度も目立ち始めた。
17日、都内のホテルで開かれた自公幹事長・国対委員長会談では、臨時国会の召集時期をめぐり、北側氏と激しく対立。9月下旬への先送りを求める北側氏に対し、伊吹氏は8月下旬に召集すべきだと譲らず、険悪なムードが漂ったという。
最近は古賀誠選対委員長との溝も広がっている。
古賀氏が23日に「新テロ特措法改正は与党に温度差がある。国論も二分されており、慎重であるべきだ」と述べ、公明党の臨時国会先送り論に同調。これに対して伊吹氏は24日の講演で「日本が『インド洋での給油、給水活動をしたくない』といって許してくれるほど国際社会は甘くない。国会対策上のリスクマネジメントを国を預かる内閣がやるのは当然だ」と真っ向から異を唱えた。