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【経済深層】霞が関に広がる「日本経済漂流」の予感 福田退陣から関心事は総選挙後の政界再編へ (1/2ページ)

2008.9.6 21:02
このニュースのトピックス国会

 1日夜の福田康夫首相による突然の辞任表明は、内閣を支える東京・霞が関の官庁街にも大きな衝撃を与えた。「2代続けて首相が政権をほうり出すなんて…」と絶句する官僚たち。景気が停滞色を強める中で、緊急経済対策も実行を前に足踏みを強いられる。国民の目が自民党総裁選に出馬を目指す候補者に注がれるその裏で、「司令官」を失った日本経済は、静かに漂流を始めようとしている。

 1日午後8時過ぎ。ある経済官庁の幹部は、すでに役所から出ていた事務次官や官房長たちへの電話連絡に追われていた。

 「福田首相が午後9時半から首相官邸で緊急会見を行うそうです。すぐに役所まで戻っていただけませんか」

 その隣では、首相が会見で語る内容を探り出そうと、政府各所に電話を入れる幹部たちの姿も。彼らは「まさか安倍晋三首相に続いて、辞任を表明することはないだろう」と不安な気持ちを安心させようとしていたが、その淡い期待はすぐに裏切られた。

 飄々とした表情で辞任理由を語る福田首相の姿をテレビでみながら、ある幹部は「経済対策とそれに関連する補正予算も止まる。いったい、どういうつもりなんだ」と半ばあきらめの表情をみせた。

 ただ、官僚たちの関心は自民党総裁選から、次第にその先にある総選挙に向かいつつある。「来年度予算が今年度内に成立することを前提に選挙日程を考えと、総選挙は早ければ10月後半になるのでは…」などとの見方も一部で広がっている。

 退陣表明により、内閣の面々も徐々に選挙モードに入りつつあるようだ。二階俊博経済産業相は3日朝、都内のホテルで行われた日本商工会議所などとの懇談会に出席。本来は大臣就任あいさつの意味も込めた儀礼的なものだが、二階経産相は総合経済対策に盛り込まれた中小企業対策などについて熱弁をふるった。会合は予定の1時間を30分もオーバーし、「聞く人が聞けば、明らかな総選挙への応援要請になっていた」(会合出席者)という。

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