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【福田退陣】首相「最高指揮官」の責任放棄 自衛隊高級幹部会同を異例の欠席
このニュースのトピックス:守屋前防衛次官問題
福田康夫首相は3日、防衛省で行われた自衛隊高級幹部会同への出席をとりやめた。自衛隊の最高指揮官である首相が年に1度の高級幹部会同を代理も立てずに欠席したのは異例。首相周辺は「1日に辞任を表明したため出席を辞退した」と説明しているが、自衛隊・防衛省からは「自衛隊全体の士気が下がる」と指摘する声が出ている。
福田首相は就任後初の昨年11月の自衛隊高級幹部会同には出席し、幹部自衛官に訓示したが、自衛隊が首相に敬意を表す儀式の「栄誉礼・儀仗(ぎじよう)」を受けるのは辞退した。政府関係者は当時、守屋武昌前防衛事務次官にからむ一連の不祥事を受けて首相官邸主導で同省改革に取り組む中、「なれ合い和気あいあいの雰囲気でもない」と首相が判断したとしていた。
今年の自衛隊高級幹部会同について首相は当初、出席し、栄誉礼・儀仗も受ける予定だったが、辞任表明後の2日、出席すること自体を急きよキャンセルすることを決めた。
過去10年では、平成13、14の両年に小泉純一郎首相が外遊などの公務を理由に高級幹部会同を出席しなかったが、当時、官房長官だった福田首相自身が代理として出席し訓示しており、今回の首相の対応は「異例中の異例」(防衛省関係者)という。
自衛隊にとって高級幹部会同は全国から幹部自衛官が集まり、最高指揮官の訓示を各部隊に伝える重要な恒例行事であり、陸上自衛隊幹部は「首相が欠席のうえ訓示もないとなると、組織としての士気は下がるだけだ」と語っている。
自民党中堅議員も「後継首相が決まるまでは福田首相は自衛隊の最高指揮官であり、高級幹部会同欠席は職務や責任を放棄したと同じ。“ひきこもり”を決め込むのはご免こうむりたい」を批判した。

